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「北欧神話の世界解説~その4」迷い狼~ACヴァルハラ

 

北欧神話の世界観と主要人物の説明が終わったので~game本編の解説どんどん進める

 

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≪目次≫

 

アースガルズ篇game動画 〜旅慣れた者

gameストーリー巨人族の侵入に頭を悩ませる神々。そこへ解決策があるとヨトゥンから来た「創り手」はいう。詳しい話は『ウルズの泉』の水を取ってきてからと。。オーディン自ら採取に向かうのであった

 

ウルズの泉へ向かう→創り手との障壁実験

意味深なメモ書き 

署名のない手紙

謀も生贄も裏切りも、俺のすることは全てお前のためだ。

子供たちの中でお前のことが一番不安だ。

ノルンはまだ生まれてもいないお前の名を呪い、愚か者の耳に毒を注いだ。

 

↑次の動画で判明することだが・・フェンリルはロキの息子

息子フェンリルの事を書き綴った手紙が洞窟内に落ちている

「子供たち~」というのは前回紹介したあの怪物三兄弟のこと

運命の三女神は「神々とアースガルズは悉く滅ぶ」と予言

オーディンは「フェンリル狼に敗北する(殺される)」と狼の名前まで出している

子の父親なら警戒してしまうのも仕方ないけれど

オーディンの気持ちもわかる・・自分だけではなくアースガルズが滅ぶ。元凶は早急に取り除こうとするでしょう

 

「兄弟たちは相争い、命を奪い合う」~「狼フェンリルはヘルヘイムへと続く門の前に猛り立つ」「くびきを打ち壊し、走り出す」次は・・オレはどうなる・・・?「大いなる悲しみ、再び来る・・」「ハーヴィーはフェンリルと戦い。。」「フェンリルに敗北する」動画その1のノルニル予言部分

↑兄弟たちというのは義兄弟の契りのことだとするとロキとオーディンを指す。ラグナロクやその結末はテュールの話を聞くかぎり「皆知ってること」でわずかな生き残りを除き~栄光の死を迎え輝かしい物語となるんだよって諭されるオーディン(納得してなさそう)

 

書きかけの手紙

オーディンの眼から隠れるのはますます難しくなっている。アースガルズを捨てて下等な世界に移動する必要があるかもしれない。お前の妹の領土ならもう少し自由に動けるだろう。あいつもそう明言していた。ミズガルズも手堅い選択肢だが、障壁が大きい。

お前の考えがいつまとまるのか、そんな日が来るのかどうかはわからない。こうやって意見を共有することでお前の思考が明確になり、目標が見えてくることを願う。

↑ 

今の段階では怪しさ満載・謎のお手紙。場所柄書き手はロキっぽいけど。。しかし下等な世界って言うかな巨人族のロキがアースガルズ以外の場所のことを。。ロキじゃないのか・・

 

単語解説

ロキ「(創り手の居場所は)あんたの鴉でわかるだろ?」

オーディンの鴉オーディンにつき従う一対のワタリガラス。フギン(思考)とムニン(記憶)。日々世界中から情報を集め~主オーディンに伝えている。game内でエイヴォルはスニンというカラスを相棒にしている

 

ルーン文字:神秘の文字の意。三世紀ごろからごく少数の北欧人に使われた。槍の穂、女の装身具、墓石などに刻み付けられる。オーディンユグドラシルで首を吊って仮死状態になり発明したとされる。なので彼は「ルーンを刻む者」と呼びかけられもする

 

フレイヤがトールに教えていた

天の四隅:ユミルの頭蓋骨で作った天を支えるのはアウストリ東、ヴェストリ西、ノルズリ北、スズリ南の小人達

 

※ノルンの泉にて「(洞窟が)随分深いな。ニーズヘッグと奴の蛇どもの働きか」~ニーズヘッグはニヴルヘイムにあるフヴェルゲルミルの泉に住んでいるとされるのでウルズの泉には居ないはず。。ですやん

※泉の水の入れ物~作り手の水差し!オーディン水筒持ち歩いていてるのかとてっきり

 

 

≪感想≫

こっそり泉に侵入し女神たちにばれる前に帰ろうとするオーディンテュール

彼女たちのささやき声が聞こえてきて。。バレバレですね

子犬のような狼にびびって怯えるオーディンさん可愛いい

対してテュールさん。母性炸裂。フレイヤの件では見直した。優しいだけじゃない!

狼を気にかけるウザ男ロキさんの一言もよかった「あんたの得意技じゃなかったかw」

トールさんだけが脳筋で猛々しく優しい ☺️

 

≪この壁の造り手話は神話に元ネタあり。神話解説その5で書く予定≫

 

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 フレイヤの庭園からヘイムダルの塔をみるエイヴォル

 

アースガルズ篇game動画 ~迷い狼

gameストーリー:アースガルズの神々を悩ませる問題が二つ増えた。ウルズの泉には神々を終焉に導くとされている狼の子が!もう一つは造り手のむちゃな要求。思案に暮れる神々を尻目に急成長した狼が檻を破壊し逃走

 

フレイヤの庭園で戦闘後〜イーヴァルディの鍛冶場へ

 

これ以降〜リングヴィ島に行けば護送されたフェンリルがみられる(game地図左側の真ん中にある島)テュールが見守る中~少し離れた空き地で犬っころはゴロゴロしている。。懐いているのかよくわからんけども(神話通りなら)この後悲劇が起こるのである

 

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島でゴロゴロしている狼を崖上から確認する主神の図
メモ書き 

・鍛冶場にある「去勢してやる!!」の元ネタ。。アレは何?。。(*'ω'*)何なの

・イーヴァルディの息子からきた手紙。この息子たちがロキに頼まれて神々のお宝を作ったと言われている

お宝<シフは黄金の自動接着ウィッグヘアー・オーディンへは槍のグングニール・フレイへはシップ!スキドブラドニル>

↑その2のロキ解説箇所参照。ロキは同じドヴェルグで名工のシンドリ&ブロック兄弟に上記のお宝をみせつけ優劣を賭け競わせた。彼らは巨人討伐にもってこいのミョルニルを作ったため~勝利はシンドリ&ブロック兄弟のものに。この兄弟には良いものが出来たら頭をやる約束をしていた、が首をやる約束はしていないと反故にして生き延びるロキさんすごい。それだけのお宝が作れるドヴェルグ達も凄すぎる・・

 

単語解説

イーヴァルディ:大力無双の者の意。ドヴェルグ(小人)の一人で鍛冶屋。このgameではどういう経緯かオーディンに仕えている。故郷・火の国(スヴァルトアルフヘイム?)に帰りたがっているようでグレイプニルを作って主から自由になる模様

※いままで小人と書いてきましたが~小人=ドヴェルグ=ドワーフ

 

ドヴェルグ:太古の巨人ユミルの死体からうまれた蛆。人間の形と知性を与えられ~地下に潜る。日の光に当たると石になる。モノ作りが好き

 

グレイプニルフェンリルを捕縛するための魔法の紐。素材は『猫の足音・岩の根・熊の腱・魚の息・鳥の唾液・女の髭』この紐を作ったせいで~世界からこれらが消滅してしまったとかしないとか。。。女に髭は生える人もいるだろうし熊の腱。。もありそうだけど(gameだと必要な素材が少ないな。。髭をフレイヤから貰ってきたい!)

  ↓  ↓  ↓

 ≪世界の始まりから伝わっている謎≫~集めにくい素材のこと

「ニューイとニジからノルズリとスズリへアウストリトとヴェストリ~」

突如ドヴェルグの名前を連呼しだすイーヴァルディさん。誰・・天の四隅を支えるドヴェルグの名前がまた出てきたのでそこはわかる!

フレイヤがトールに教えていたやつ)

 

フレースヴェルグ:鷲の姿をした巨人で死体を飲み込む者の意。この者が天の北の端にいて飛び立つときの羽ばたきでおこるのが「風」だという

 

ホットミーミルの森ユグドラシルの麓に広がる森。ラグナロク・世界を焼き尽くすスルトの炎から人間の男女がここへ逃げ込んだ。奇跡的に焼け残り、生き残ったわずかな神と彼らでその後の世界を創っていくことになる

 

 

ドワーフの魂が山羊に入った話は神話にあったかな、、、文献みつかったら書く

それにしても造り手の怪しさよ。魔法による魂の影響とは。。何だろうか。今回一番気になるワード

●アースガルズ側で~魔法(セイズ)の主な使い手は「オーディンフレイヤ

ヴァン神族はもともとセイズの慣習があるようで~それをオーディンに伝えたとされる。ロキは変身術を使うがこれはセイズではないではないのか。。オーディンのことを「セイズを使う女々しいやつ」と罵るシーンがある。また変身術と言っても飛行形態にはなれないのか?よくフレイヤの鷹の羽衣を借りて空を飛んでいる。。

 

こっそり拝見~メモ&お手紙

 

?トールの小屋?にあった手紙。小屋の裏手には弓の的が無数にあったので多分ウルの小屋

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ウル:狩猟・弓・スキー・決闘の神。シフの連れ子。父は書かれていないので不明。ユーダリル(イチイの谷)に住む。イチイは弓やスキーの材料。ウルに由来する地名が多く残されており豊穣に関連する語もあることからより高位の神だった可能性がある。12世紀の記録書『デンマーク人の事績』にはオーディンが王女リンドを無理やり孕ませたとある(あの手この手で迫るが拒絶され~最終手段にでた。子供を作るため)にその事を恥とした神々がオーディンを追放しウルにその座を継がせた。10年後賄賂で返り咲いたオーディン。今度は追われる身となったウルの潜伏地スウェーデンノルウェーにその名が残るという。

エッダではリンドの産んだヴァーリがバルドルを殺害した者に復讐すると巫女に予言されている(ロキが仕組んだ事だけれども。。手は下していない)

 

フリングホルニバルドルの所有する大船。持ち主の死後~船葬に使われた

バルドルの船はフリングホルニといって、あらゆる船の中で最も大きかった。これを神々は海に浮かべてバルドルの葬式をしようと思った。ところが船は動かなかった。そこでヨトゥンヘイムにヒュロッキンという名の女巨人を迎えに人がやられ、女巨人は狼にまたがり毒蛇の手綱をさばいて到着すると下に飛び降り、オーディンは4人のベルセルク(凶暴戦士)を呼んで馬の番をさせたが、4人は地面にそれを投げ倒すことでやっと取り押さえることができた。さて、ヒュロッキンは船の船首に行ってぐいと一押しすると、船は水に浮かびコロから火花が散って大地が震えた。-----エッダ/谷口幸男訳

この後~この事に怒ったトールが神々に宥められるのだが

一度読んだだけではよくわからなかった事~コロ=丸太で陸上の船を転がして海に運ぶ時のアレのことを言うのか。巨人の力で高速移動させた為に摩擦熱で火花まで出たと!それでびっくりしたトールがキレたのか。または相手が巨人だからキレたのかはよくわからないな・・

バルドルが巨人からも慕われていたのはわかるよ涙

 

↓森を散策中~反抗期の小僧への返信が木に刺さってた・・

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天空の王者トール

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 ↓巨人の拠点に落ちている手紙は不穏な内容

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↓巨人側の言い分。人間は自由なくミズガルズで飼われてますね・・エインヘリヤル要員

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次回でアースガルズ篇はついに~終わり